日本騒音制御工学会は、騒音・振動およびその制御に関する学術・技術の発展と普及を図り, 生活環境の保全と向上に寄与いたします

公益社団法人 日本騒音制御工学会

空力騒音分科会の概要

風や空気の流れにおいて、非定常な流動現象が支配的な状態では空力音が発生し、騒音源になることが多い。空力騒音は、列車や自動車及び航空機等の輸送機関、医療機器、情報機器・家電製品の冷却装置、空調設備、換気設備、高層住宅のバルコニーフェンス、橋梁の手摺、建造物の形状などに広く関係し、低騒音化の研究・開発、あるいは騒音問題への対応が求められている。本分科会は2016年10月に設置され、活動方針は、「大型高性能な実験設備や超高速コンピュータを利用できない技術者でも、空力騒音の低減対策を的確に実行できるような技術手法の解明と普及を行う」である。委員会開催頻度を3回/年とし、空力騒音に関連する高度専門技術(発生機構解明・風洞実験・数値流体解析・流れや音の可視化など)の共有化と普及のための情報交換と,関連する研究設備の見学を実施する。さらに、研究発表会でのオーガナイズドセッションの企画運営を行い、可能であれば、空力騒音低減事例に関する講習会開催と低減事例集DVD発行を目指す。

In wind and air flow, sources of noise are often aerodynamic sound generated from the unsteady flow. It is well known that aerodynamic noise is radiated with transportations such as trains, automobiles and aircraft, also with medical equipment, cooling system for information equipment and home appliances, air conditioning systems, ventilation systems, balcony fences for high-rise houses, handrails for bridges, and more buildings. Therefore, research and development of noise reduction or countermeasures are required. This subcommittee was established in October 2016, and its activity policy is “We elucidate and spread the technical methods that enable engineers who cannot use large-scale experimental facilities or high-performance super computers to accurately implement measures to reduce aerodynamic noise”. The committee will meet three times a year in order to exchange information for sharing and disseminating highly specialized technologies related to aerodynamic noise (elucidation of generation mechanism, wind tunnel experiments, computational fluid dynamics analysis, visualization of flow and sound, etc.). We also conduct a technical tour of related research facilities. In addition, we plan and manage the organized session at research recitals, and if possible, intend to hold seminars on aerodynamic noise reduction cases and publish a DVD of reduction case studies.



2020年度 活動報告

2020年度は、COVID-19への対処のために活動を自粛し、オンライン形式の分科会を1回だけ開催した。秋季研究発表会ではOS「流れから発生する音」を企画し、4件の講演発表が行われた。2021年度は、オンライン形式の分科会を開催する一方で、通常活動再開の準備を進める。分科会構成メンバーは2021年6月時点で17名である。



2019年度 活動報告

2019年度末で分科会設置から3年6ヶ月になり、16名の委員構成である。分科会を3回開催し、話題提供が7件、低騒音風洞関連の実験施設見学と、空力音に関連する企業の技術展示施設の見学が行われた。話題提供内容や見学施設に関連して、「空力騒音の実務的な理解」、「発音に関する空力音」、「楽器に関する空力音」、「振動騒音伝達率レベルのベイズ推定方法」、「高速PIV を用いた流れと音の解析」、「航空エンジン用のファン騒音」、「新幹線の高速化に向けた騒音低減」などに関して、意見交換と討議を行い、技術の共有化を図った。空力騒音(風切り音)や気流音などが様々な分野で発生しており、クローズアップしてきているので、その音源メカニズムの解明と対策手法に関する議論も継続している。2020年度の分科会開催は、COVID-19の状況に応じて開催期日を決定することとしている。



委 員

主査 丸田 芳幸 中央大学 理工学部
幹事 宇田 東樹 (公財) 鉄道総合技術研究所
委員 北村 敏也 山梨大学 工学部
御法川 学 法政大学 理工学部
斎藤 崇洋 (株)アイ・エヌ・シー・エンジニアリング
山口 実 (株)アイ・エヌ・シー・エンジニアリング
志村 正幸 (株)建設環境研究所
冨高 隆 大成建設(株)
土肥 哲也 (一財)小林理学研究所
若林 雄介 東日本旅客鉄道(株)
松岡 敬 (株)東芝
後藤 達彦 (株)東芝
武藤 大輔 (株)日立製作所
林 芳成 旭ビルウォール(株)
飯田 明由 豊橋技術科学大学 機械工学系
生越 広行 (株)荏原製作所
アドバイザ 西村 正治 Nラボ
2021年6月時点

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