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公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

コロナ禍における事務局運営(Vol.45 No.6)
コロナ禍における事務局運営

コロナ禍における事務局運営

1.はじめに

 日本騒音制御工学会事務局の松島です。日頃から会員の皆様には本会へのご支援,ご協力を賜り,この場をお借りしてお礼申し上げます。
 さて,本号ではコロナ禍による音環境等への影響に関する特集を組んでいます。そこで,会員コラムでもコロナ禍に関する記事を掲載することになり,コロナ禍における事務局運営について,事務局がこれまでのコロナとの戦いの状況を述べます。

2.事務局の感染対策(事務所閉鎖)
 2020 年 1 月に中国武漢を発端とした新型コロナウイルスは,わが国にも甚大な被害をおよぼし,同年 4 月には緊急事態宣言が発出されました。この宣言を受けて事務所を閉鎖し,テレワークへの移行を余儀なくされました。テレワークでは事務処理や皆様からの問合せに支障がでるため,当初,導入は難しいと考えていましたが,感染拡大防止と職員の安全を第一に考え決断しました。そうしたところ,事務所周辺の企業でもテレワークや事務所閉鎖を実施しているようで,日を追うごとに人影が少なくなり,街から人が消えていく映画のようでした。

3.事業への影響
 感染防止対策のひとつに三密回避があります。研究発表会,技術講習会などの人が集まる事業は,政府などからの要請により中止や延期となりました。事業の中止は本会の経営に直接影響がおよびます。正直なところ,2020 年度の赤字がどれくらい膨らむのか気が気でありませんでした。
 しかしここで立ち上がったのが各事業の担当委員です。2020 年春季研究発表会と 3 件の技術講習会は中止にせざるを得ませんでしたが,その間にコロナ禍での開催方法を模索し,特に技術講習会に関しては,対面と遜色のないオンライン講習会を開催しています。本会のライフラインともいうべき事業が委員の努力により開催され,本会の経営を支えています。あらためて委員の方々の苦境を乗り越える英知と行動力に感服しました。

4.すべてオンライン会議
 本会の初めてのオンライン会議は,2020 年 3 月期理事会でした。それ以降は,定時総会,理事会,第23 期にいたっては理事会,部会,分科会などのすべての会議がオンライン開催です。極端な話,第 23期の理事や委員の皆さんは,直接顔を合わせて会議をしたことがありません。誰がこのような状況を想像できたでしょうか。瞬く間にオンライン会議が普及し,いまでは社会のひとつのツールになっています。当初はオンライン会議システムの操作方法がわからず,事務局は会議のたびに胃が痛くなる思いでしたが,最近ではオンライン会議のベテランのような顔をしています。
 コロナ禍ではマイナス要因ばかりが取り沙汰されていますが,オンライン会議やテレワークの普及は,ある意味コロナ禍での副産物ではないでしょうか。市民権を得たかもしれません。そのオンライン会議ですが,賛成派と反対派がいるようです。私は賛成派です。その理由の一つは,出席者の確保が容易なことです。対面会議では開催間際まで出席者の確保に苦労しますが,オンライン会議では PC があればどこでも会議に参加してくれるので出席者の確保が容易です。ですから最近の理事会では,毎回ほぼ全員が出席しています。もう一つの理由は,交通費や会場費の負担がなくなったことです。経費削減に大きく貢献してくれています。
 ただ,オンライン会議が続く中,次のような声も聞こえてきます。「会議が終わったあとは一杯やりたい」,私も同感です。この一杯にはいろいろな思いが込められています。会議で詰め切れなかった結論を導き出す一杯,職場での不満を晴らす一杯など,この一杯を楽しみに会議に参加している方も少なくないと思います。私もその一人でした。

5.さいごに
 新型コロナウイルスの脅威にさらされて約 2 年になり,未だに感染拡大の終息が見通せない状況が続いています。本会もこれまで会員の皆様と共に戦ってきました。始まりのあるものには必ず終わりがあります。「一杯」をやれる日はそこまで来ているように思います。もう少しです。皆さん一緒に頑張ってコロナ禍を乗り越えましょう。

((公社)日本騒音制御工学会 松島 貢)

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