日本騒音制御工学会は、騒音・振動およびその制御に関する学術・技術の発展と普及を図り, 生活環境の保全と向上に寄与いたします

公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

鹿島建設(株)技術研究所/(株)ベネック振動音響研究所 会社紹介 (Vol.39 No.4)
鹿島建設(株)技術研究所/(株)ベネック振動音響研究所 会社紹介

鹿島建設(株)技術研究所/(株)ベネック振動音響研究所 会社紹介

鹿島建設()技術研究所

1945年,日本土木建築統制組合という業界団体が財団法人建設技術研究所を設立しました。進駐軍の占領政策でこの組合が解散した際,この研究所を継承し,1949年にゼネコン初の技術研究所として誕生したのが,鹿島建設()技術研究所です。当初は,永代橋近くにあったそうですが,1957年に現在の調布・飛田給に移転しました。以後,飛田給から2km程度離れた多摩川に近い西調布実験場のほか,葉山水域環境実験場,検見川緑化実験場と実験の特性に適した地域にも拠点を設け,次世代を見据えた研究技術開発に積極的に挑戦しつづけています。その成果は,国内初の超高層ビル・霞が関ビルや青函トンネル,明石海峡大橋などの建設に現れ,豊かな国土の創出と社会発展を支えてきました。近年では,飛田給地区の再構築計画をすすめ,実験棟に続き,2011年には環境デザイン賞をいただいた研究本館が完成しました。

建物・構造物等に関して,構造物の設計・施工はもとより.これらが確実に快適に機能するよう,諸々の技術開発等を行っています。技術開発や新技術・新工法の適用においては,社内関連部署と連携し,中心的な役割を果たしています。社員への教育や学協会活動など、地域社会への貢献も重要な任務であるとし,活動を行っています。社員への教育として,建築系については,技研研修員制度という,設計や施工を担当する部署から12年間研究所に在籍するというシステムを40年近く継続しています.専門知識を深め技術の水平展開を図るとともに,派遣元部署との連携を高める役割を担っています.

現在,騒音制御工学会の会員は,建築環境系由来の部署に7名,機電系由来の部署に1名在籍しています。これまでに,私どもは,JR小倉駅ビルにおける列車などの振動や固体音対策,環境配慮型のビル解体工法である鹿島カットアンドダウン工法,そして前述の研究本館と3件の環境デザイン賞をいただきました.副賞の江戸切子のワイングラスを人数分集め,宴の場をもつことを密かな目標にしつつ,新たな技術の開発と適用をすすめ,真に快適な空間を創造していくとともに,社会に貢献できるよう尽力していきたいと思っています.

峯村敦雄・古賀貴士

株)ベネック振動音響研究所 会社紹介

当社の創業は2009年であり、おそらく本学会の賛助会員の皆様の中で最も若い組織の1つではないでしょうか。社名の由来は、これまで我々をご指導頂いた方や創業の準備段階から多方面の方々からのご支援を得たことを将来にわたり常に念頭に置こうということで、恩人、後援者という意味のbenefactorから「ベネック」と造語しました。私も含めて振動分野の研究に従事していた人間が多く、振動分野の業務を軸に特徴を出していこうということで、「振動」を「音響」の前に持ってきました。組織的には未だ研究室の域を出ませんが、他の研究機関と同水準の技術サービスを提供していきたいという志で「研究所」としました。

 当社では、振動・音響関係の計測を基本として、業務ごとの目的に応じた評価や解析を行っています。建築の遮音性能の計測や橋梁での100チャンネルを超えるような振動・騒音・低周波音の同期計測など、様々な規模の業務実績を重ねて来ました。橋梁の計測では、発生源の橋梁部だけでなく、伝搬経路、保全対象の家屋内外の多地点を同期して計測します。発生源、伝搬経路、保全側のすべての計測データが揃うことによって、振動・騒音・低周波音の発生メカニズムの把握、問題箇所の抽出、予測解析と多岐にわたる検討を行うことが出来ます。

 このような計測や解析が出来るのも、昨今のセンシング技術や数値解析の目覚ましい発展の賜であり、ますます技術の高度化、専門化が進んでいるのではないでしょうか。測定や評価方法の規格が定まっている業務はそれほど多くなく、仮に規格等が定まっている計測においても、多様な要望に応えるべくどのような調査計画を立てれば良いかを、会員の皆様も日々いろいろと悩みながら、取り組んでいることと思います。

 当社ではそのような最新の技術情報の収集や疑問や悩みの解決の糸口を探すべく、本学会に積極的に参加し、更なるサービスの向上に努めています。また、当社のような若い組織が参加することによって少しでも本学会の活性化に繋がれば幸いです。

 最後に、人材を随時募集しています。新卒、既卒、専門分野を問わず、振動・音響の業務に興味のある方はご連絡下さい。メールアドレス:benecv@benec-vsi.co.jp

 

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