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公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

「よくわかる低周波音」パンフレットについて 全国環境研協議会で「騒音の目安」づくり(Vol.31 No.6)
「よくわかる低周波音」パンフレットについて 全国環境研協議会で「騒音の目安」づくり

「よくわかる低周波音」パンフレットについて 全国環境研協議会で「騒音の目安」づくり

♦「よくわかる低周波音」パンフレッ卜について

近年,低周波音による苦情件数は毎年100件を超えるようになりました。これは低周周音の認知度が高まったことや生活の質の向上に伴い、よりよい生活環境が求められるようになったこと等に起因していると考えられます。一方、低周波音の発生メカニズムや影響評価などは,理解の難しいこともあり,日常生活における建具のがたつきや何らかの不快感を持った方が,「低周音=不気な音」として不安を抱いてしまうとともに、そうした先入期間の問題解決のげになることもあります。

こうした背景から、一般の方を中心に、低周音波について低周波音に関する基本的な事項を理解して頂くことを目的とし、環境省では,平成18年度、低周波音の普及啓発に関する検討業務において、「よくわかる低周波音」パンフレッ卜を作しました。

パンフレッ卜の目次は次のとおりです。

1.低周波音とは

2.低周波音の発生源と苦情

3.低周波音かと思ったら

4.低周波音の苦情にはどんなものがあるの

5.低周波音を防止するには

完成したパンフレットについては、これまでに全国の都道府県、市町村にお配りし、環境省ホームページにも掲載していますので、地方公共団体をはじめ,事業者の方に是非ご活用いただきたいと考えております。パンフレッ卜が必要な場合は,下記連絡先までご連絡下さい。

 低波周音は,騒音などよりも馴染みが薄いことから、その影響や対処方法はあまり知られていません。本パンフレッ卜が,低周音の波理解を深め,問題解決の一となることを願います。

<連絡先> 環境大気環境局気活環境室生省水・ 大OTO@env.go.jp。

♦全国環境研協議会で「騒音の目安」づくり

 全国の公設環境研究機関の組織である全国環境研全協議会に,本年度から「騒音小委員会」が初めて設置され活動を開始しました。この小委員会においては,地域住民にわかりやすく騒音の情報を提供することを目的として「騒音の目安」の全国版を作成することになりました。この種の資料は、大都部市の騒音測定結果に基づき作成された例はありますが、全国的に作成されたことはありません。そこで、全国環境研協議会の会員機関に協力を求めて、各地域で種々の騒音源について測定を行い、これらを取りまとめて「騒目の目安」を作成いたします。

 騒音に係る苦情は、環境省が取りまとめた統計においても,年々情数が増加しており、騒音問題が以前の都市化した地域から、全国的な広がりを持った環境の課題になったことを示しております。この騒音問題を意無味な摩擦をさけて合理的に解決するためには, 騒音について適切な地域住民に提供することが肝心であります。

 測定機器を持たない一の住には般民には、通常の生活で遭騒する騒音のレベルについて、適切分かりやすい情報を提供することが、問題となっている騒音についての認識において重要と考えられます。特に、分かりやすい図表による「騒目の目安」などの 資料は、これらにおいて有効と考えられております。そこで,全国的に共同調査を実施することが考えられますが、このような調査は一斉に実施する必要があり、全国の環境研究機関を網羅する全環研協議会で実施するのが一番適切な調査と考えられ「騒音小委員会」が設けられました。

 この騒音小委員会については、参加を公募した結果、平成19 年9 月現在、24 機関32名もの参加を得ており、全国で一斉に騒音測定が開始されております。騒測定音は,LAeq を中心に所定の様式で実施されており、統一した「測定マニュアル」が参加機関に配布され、これに基づいて測定されております。なお、この事業は、 2箇年の調査が予定されており、平成,21年には、それらの成果を取りまとめて公表する予定であります。

((財) 京環境都整備公社京環境科学研究所 末岡伸一)

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