日本騒音制御工学会は、騒音・振動およびその制御に関する学術・技術の発展と普及を図り, 生活環境の保全と向上に寄与いたします

公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

騒音制御工学会誌に期待すること(Vol.28 No.6)

騒音制御工学会誌に期待すること

工学会誌「騒音制御」は、1977年の創刊以来隔月刊で発行されています。騒音制御工学会は会員の構成が広い範囲にわたっていることが特徴であるために、通常の多くの学会誌と比較すると論文・解説をはじめとして毎号が手元に届くたびに実際に読む部分が多く、しかも年を追って充実した内容になっています。

現在工学会の会員数は世界中の騒音制御関連の学協会のなかでトップクラスであり、毎年開催されているインターノイズでの発表件数は主催国に次いで2番目になるのが通例になっています。ただこうしたインターノイズでの発表はすべて英文で書かれていますので、発行された論文集やCD ROMを工学会の会員が直接に目を通す機会が多くないのが残念なことです。

これについての一つの提案ですが、少なくとも日本からの発表論文のアブストラクト(日本文)を「騒音制御」に掲載することができれば、会員にとって役に立つことが多いと考えられます。発表者には余分な負担をかけることであり、また会誌のページ数の増加も避けられないことになる訳で、簡単に実現することはできない問題ではあることになりますが、学会誌のより一層の充実に貢献することになると判断されます。さらにこうした欄を設けることは、会員の活動範囲を拡大することにも寄与することになります。

学会誌をこうした方向で充実させることは、会員数の増加にも大きな役割をするわけで、今後の工学会の発展に対しても重要な問題になると判断されます。さらにこれは今後益々重要性の増加が期待されます国際貢献という面からみても無視することができなくなるに違いないと思われます。

国際貢献という面での騒音制御の分野については、日本からの研究内容は世界中から注目されており、特に道路、鉄道、航空機など環境騒音の問題や騒音評価の基本的な取り扱いに関連した問題については、海外でも参考にされることが多いので、その状況を把握しておくことは、われわれの研究を発展させるためにも寄与するものになると考えられます。

また日本からの発表が比較的少ない研究分野について、今後の日本からの貢献を考える上でも、参考にしたいものになることが期待されます。

(千葉工業大学 子安 勝)

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