会員コラム
- 気軽に情報交換のできる”場”づくりを(Vol.27 No.3)
-
気軽に情報交換のできる”場”づくりを
私はここ数年、事業部会や編集委員会などの委員を仰せつかり、有意義に活動させていただいております。
事業部会においては、講習会や見学会等の企画をやらせていただきましたので、直接参加者の皆様からご意見や質問をいただくことができました。また企画内容によって、参加申込みに顕著な違いが現れるなど、会員の方々のニーズや要望を肌で感じることもできたように思います。
一方で編集委員としては、会誌を読まれた会員の方々の感想なりコメントといったものがなかなか聞こえてき難い状況にあると感じています。
考えてみれば、会員相互が自由に情報交換をしたり、ディスカッションしたりする場というのが当学会にはほとんどありません。年2回の研究発表会でも、特に若い研究者の方や、騒音制御の実務に日々携わっておられるエンジニア、あるいは様々なきっかけから音環境に関する業務に携わることになった方、学生さんなどが、発表の際の質問以外の場面で意見交換できる場面が見当たらないと思うのです。また現在のような不況の世の中では、会員であってもなかなか業務時間中に研究発表会等に参加できない方もいらっしゃるかと思います。
こういったことを考え合わせると、メーリングリストのようなものを立ち上げて、普段着で情報交換できるような場をつくってはどうかと思うのです。ふと仕事の手を止めたひととき、気軽に書き込むことができ、書いている人の雰囲気や心情が垣間見られるような、そんな場所が、バーチャルでもいいのであったらいいなと感じています。
(千代田化工建設(株)中村ひさお)