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公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

施設見学会報告地上150mから聴く東京の音環境 ~東京タワー展望台リニューアル(Vol.26 No.4)

施設見学会報告地上150mから聴く東京の音環境 ~東京タワー展望台リニューアル

地上150mから聴く東京の音環境
~東京タワー展望台リニューアル

事業部会では、5/28午後、開業以来初めて大規模改修が行われた東京タワー展望台において施設見学会を開催しました。

地上施設内会議室にて、今回のリニューアルプロジェクトのリーダーを務められた日本電波塔(株)の相沢氏から東京タワーの歴史・役割やリニューアルの経緯を、設計/施工を担当した千代田化工の斎藤氏から全体的なデザインコンセプト、中村から音による環境演出の概要の説明を受けた後、地上150mの大展望台および地上250mの特別展望台を見学しました。

特別展望台ではガラスやアルミといった硬い印象の素材を使った意匠デザインに合わせたパブリックアート的な演出音、大展望台2階ではゆっくりと展望を楽しむために周囲の人々の出す音を包み込み、方角によって印象の変化する演出音、カフェと下り用エレベーターの待合いエリアのある1階では少しポップに馴染みやすい演出音がそれぞれに流されています。いずれもあくまでも主役である「眺望」を引き立て、目立つことなく気にならない音環境を創り出すことを目標にしています。

東京タワーは毎日のように目にはするけれど、登ったのは初めて、あるいは数十年ぶりという参加者が多く、純粋に楽しんでいただける見学会となりました。

リニューアル以後、来場者が3割アップしたということで、見学会当日も平日にも拘わらずかなり混雑した状態でしたが、天候に恵まれ、最高の眺望を体験することができました。

今回のリニューアルのきっかけとなった地上波デジタル放送対応の送信システム工事が続いていたため、屋外での東京上空の環境騒音体験は十分にできませんでしたが、全ての工事が終了すれば、地上250mの環境騒音体験も可能なため、またあらためて見学会を企画したいと思います。

(元事業部会委員 千代田化工建設(株)中村ひさお)

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