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公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

「大都市騒音振動主管担当者会議」の報告(Vol.25 No.2)

「大都市騒音振動主管担当者会議」の報告

平成12年度の標記会議が12月4日~5日に大阪市において開催された。この会議は東京都と12の政令指定都市の騒音担当課長職で構成されており毎年1回持ち回りで開催し,今回は30回目である。

議題は,「騒音に係る環境基準の評価方法について」を主体として討議された。

特に,平成11年4月1日からLAeqの評価による新環境基準が施行され,これを受けて平成12年4月1日から自動車騒音の要請限度も改正し施行されたが,これと合わせて同日から自動車騒音の常時監視が政令指定都市等の法定受託事務に位置付けられたことから各都市ともそれぞれの実情にあった測定を計画し,実施している。このため,当会議では,これまでの定点観測点の見直しの予定や面的評価を行う区間の選定方法等を共通の課題として取り上げ,これらを主体に意見交換が行われた。多くの都市から面的評価については相当な事務量の増加になることから,将来はGISを利用した評価支援システムの導入を計画しているとの報告がされた。また,先駆的な都市では,国の緊急雇用対策費を活用して市内の交通センサス対象道路を対象に今年度中に自動車騒音マップを作成するとの報告もされるなど各都市の報告に対し活発な意見交換や討議が行われた。

なお,時間の関係で当日意見交換や議論ができない項目については,「承り事項」として紙上での意見交換を行っているが,主な項目としては,大規模小売店舗立地法関係が最も多く,次ぎに一般地域における環境騒音に関する問題,深夜営業店に付設する駐車場の騒音問題,建設作業問題など13項目が各都市から提出されていた。大規模小売店舗立地法関係については今日的な課題であり,これも議題に準じて活発な意見交換が行われた。

また,環境庁から来賓として大気保全局大気生活環境室から高尾智満振動騒音係長,自動車環境対策第一課から滝澤 晶主査,自動車環境対策第二課から瀬戸加奈子専門官にご出席を頂き,各議論に講評を頂いた後,滝澤主査から「道路交通騒音対策の充実強化について」,高尾係長から「低周波音について」の講演があり盛況の内に閉会した。

(川崎市環境局公害部騒音振動課 小倉 隆)

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