会員コラム
- 平成11年度大都市騒音振動主管担当者会議開催される(Vol.24 No2)
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平成11年度大都市騒音振動主管担当者会議開催される
平成11年11月18日~19日、横浜市において標記の会議が、札幌市、仙台市、千葉市、東京都、川崎市、横浜市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、北九州市、福岡市の各政令指定都市の全機関が参加して開催されました。
当該会議は、昭和49年10月に第1回の会議が開催され今回は第29回になりますが、毎年その時代の課題となっている騒音問題について行政現場の立場から活発な議論や意見交換がされております。
今回は、平成11年4月に施行された新「騒音に係る環境基準」をテーマに、環境庁から大気保全局大気生活環境室長をはじめ自動車環境第一課、自動車環境第二課の課長補佐、係長などの6名の方々の出席を得て、次の議題について環境騒音低減化に向け国、自治体それぞれの立場から真剣な討議、意見交換が活発に行われました。
議題
・新環境基準の施行に伴う測定計画について
・騒音に係る環境基準」の改正に伴う今後の測定体制等について
・道路交通騒音の測定について
また、時間の関係で当日討議ができない課題については「承り事項」として紙上で意見交換をしますが、その内容は次のとおりです。
・生活騒音相談について
・大規模小売店舗立地法の対応について
・音環境に係る施策の取り組みと今後の予定について
・一般地域の環境基準の評価に係る除外すべき音の処理方法について
・騒音振動関係特定施設の届出に係る電子化の状況について
・球技場から発生する騒音の規制について
・近隣騒音防止対策としての広報活動について
・マンションの地下駐車場に設置される特定施設に相当する送風機の取扱いについて
・新環境基準による自動車騒音の測定(沿道地域評価)について
なお、11月19日は、横浜国際総合競技場の音環境デザイン、競技場周辺の音環境について視察し、盛況の内に会議を閉会しました。
(行政分科会 主査 沖山文敏)