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公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

平成9年度自動車交通騒音の現況について(Vol.23 No.2)

平成9年度自動車交通騒音の現況について

環境庁においては、自動車交通騒音の実態を把握するため、全国の自治体「当該地域の騒音を代表すると思われる地点又は騒音に係る問題を生じやすい地点」(全国5,286地点)において平成9年度に実施した自動車交通騒音レベルの測定結果について以下のとおり取りまとめた。

1.環境基準

全国の測定地点(環境基本法に基づく環境基準の類型指定地域内4,713地点)のうち、4時間帯(朝・昼間・夕・夜間)すべてで環境基準が達成されたのは625地点(13.3%)、4時間帯すべてで達成されなかったのは2,573地点(54.6%)で、一部測定地点は異なるものの平成8年度の調査結果(4時間帯すべてで達成599地点(12.9%)、4時間帯すべてで非達成2,558 地点(55.1%))と同程度の水準であった。また、5年間継続測定地点(2,890地点)でみると、4時間帯すべてで環境基準が達成されたのは354地点(12.2%)で、過去5年間と比較すると同様な傾向であり、依然として低い達成率となっている。

2.要請限度

全国の測定地点(騒音規制法に基づく指定地域内4,908地点)のうち、4時間帯すべて又は4時間帯のいずれかで要請限度を超過したのは1,481地点 (30.2%)で一部測定地点は異なるものの平成8年度の調査結果(1,573地点(32.1%))と同程度であった。

また、5年間継続測定地点(3,036地点)でみると、4時間帯すべて又は4時間帯のいずれかで要請限度を超過したのは983地点(32.4%)で、過去5年間と比較すると同様な傾向であり、依然として厳しい状況である。

環境庁としては、以上のような状況を踏まえ、今後とも、道路交通騒音対策を総合的かつ一層強力に推進することとしている。

なお、平成10年9月30日付けで騒音に係る新環境基準が告示され、平成11年4月1日から施行される。

(環境庁大気保全局自動車環境対策第二課)

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