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公益社団法人 日本騒音制御工学会

会員コラム

認定技士の会報告(Vol.23 No.6)

認定技士の会報告

認定技士の会では7月13日(火)、第54回の定例会を開催した。会合には東和大学の佐々木實氏を講師に招き、講演会を催した。参加者は認定技士21名であった。

人間の声は一人で出す場合は、実に様々で人の数だけ異なった声があり、同じ声を持った二人というのはないそうである。しかし、二人以上の声が重なり合うと各人の持つ個性が後退し、新たな個性を持つようになるという。この現象は普段、無意識に使っている音声、話し声、歌声など、聴覚的に溶け合って日常生活にも深く関わっている。この現象は音響学的、特に音響心理学的には未だに解明されていない領域だそうで、聴覚的には物理的重ね合わせ以外の新しい音感覚が生じる。歌の場合には、特にこの現象を「コーラス効果」と呼んでいるそうで、新しい音感覚が生じるコーラスは、この「音声の重なりによる聴覚現象」、略して「音声重なり現象」と呼ばれるこの現象を利用しているそうである。

今回の講演では「声のハーモニーの楽しみ」と題して、コーラスの声のハーモニーのすばらしさ、声を合わせて歌うことの楽しさを講演者自ら音響機器を会場に持ち込み、実演付きの講演をしていただいた。

「良くハーモニーする」ということの同意語である「協和する」という言葉の意味について、その定義、形成要因、及び合唱音楽の起源を、合唱例やそのフレーズをアカペラで歌い、合唱音楽の種類についてわかりやすく解説していただき、合唱音楽の素晴らしさを堪能させていただいた。当日の豪雨の中での講演時間はあっという間に過ぎ去り、清涼感漂うNHKの「音楽の泉」を彷彿させる楽しいミニ音楽会となった。

(認定技士の会世話人 石橋正義)

環境庁人事異動( )内は前任者。敬称略
平成11年9月1日付
自動車環境対策第一課物流専門官
奥山 広(今田滋彦)
※物流専門官は鉄道・航空機騒音担当

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