日本騒音制御工学会は、騒音・振動およびその制御に関する学術・技術の発展と普及を図り, 生活環境の保全と向上に寄与いたします

公益社団法人 日本騒音制御工学会

会長挨拶

24期 会長挨拶

「会長就任にあたって」

会長 坂本慎一

この度、会員の皆様のご推挙により、公益社団法人日本騒音制御工学会の第24期会長を拝命いたしました。あいさつ文を考えるにあたり、これから就く立場の責任のひしひしと感じ、私のようなものに果たして務まるのか、と弱気の虫が頭を擡げますが、副会長に就任された横島潤紀氏、土田義郎氏ならびに22名の理事の方々の心強いご協力を得て、誠心誠意、本学会の運営に努めてまいります。会員の皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げます。

 

COVID-19の世界的流行に伴い、世の中のすべての社会活動が大きく制限され、多くの学術団体は活動の在り方を大きく変えることを余儀なくされました。そのような危機的状況の中で、本学会の活動が大きな制約条件の下でも活力を失うことなく維持できたのは、今泉博之前会長の方針のもとで第23期理事会の皆様が交わされた真摯な議論と、それに基づく各部会の実務的なご努力の結果であり、ご尽力に深く感謝申し上げます。研究発表会では、実行委員会による手厚いホスト体制のもと実施されたオンライン発表会に加え、実学の学会にふさわしく、騒音振動関連企業との交流がインタラクティブなオンラインツールを用いて展開されました。また騒音制御技術の普及のために行われる技術講習会も、通信由来の様々な不具合を想定して入念に練られた計画のもと実施され、多数の参加者を得ました。

 

非常時におけるオンラインの有効性が認識された一方で、懇親の機会は激減し、会員同士の繋がりが希薄になってしまったこともまた事実です。学会は、情報や知識の共有だけではなく、人的ネットワークを広げて会員各位が活躍の場を広げる一助となることが大きな存在意義であると考えます。今後は、これまでの空白を埋めるためにも様々な機会を対面で行う方法を検討していきたいと思います。ただし、これまで2年余りの期間に学会が獲得した各種オンライン会合の運営ノウハウや経験を通じて得られた知見は貴重な財産です。そのメリット/デメリットを勘案しつつ、学会員の安全な交流のためにベストな方法をとっていきたいと考えます。

 

もう一つ、今期の学会運営にあたって大きな課題が、国際貢献です。本学会と日本音響学会の共催により、来年の8月下旬に幕張メッセ国際会議場においてINTER-NOISE 2023が開催されます。前回の日本開催は大阪国際会議場で開催されたINTER-NOISE 2011でしたので、12年ぶりとなります。INTER-NOISE 2023の計画にあたっては、石田康二元会長をはじめとした第22期理事会の皆様を中心に招致活動を始められ、2020年に日本開催が内定してからは組織委員会が組織されました。INTER-NOISEもCOVID-19の影響を大きく受け、2020年、2021年はバーチャル会議となり、今年のINTER-NOSE 2022(Glasgow)は対面参加とバーチャル参加が併存するハイブリッド形式となります。未だCOVID-19の影響ははっきりと未来が見通せず、予断を許さない状況ですが、来年のINTER-NOISEはぜひ対面で開催したいとの思いで準備を進めています。会員の皆様には、積極的なご参加を切にお願いいたします。そして、来るべきINTER-NOISE 2023を大いに盛り上げていただきたく存じます。騒音制御工学会は、組織委員会と密接に協力して、INTER-NOISE 2023を成功に導くために努力してまいります。

 

以上に述べた課題の他に、騒音制御工学会の持続的な発展のために、無理のない運営体制の確立、高齢化社会における適切な会勢維持の方策立案及び実施等の課題も考えられます。理事会として着実な取り組みを進めていきたいと思いますので、会員各位のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

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