日本騒音制御工学会は、騒音・振動およびその制御に関する学術・技術の発展と普及を図り, 生活環境の保全と向上に寄与いたします

公益社団法人 日本騒音制御工学会

Q&A

「 国道43号線 」の関連記事一覧

国道43号の訴訟以来、道路騒音公害に対する一般の認識は大きく変化し、技術的対応策も多くの進展を見ていると聞いております。国道43号等で実際とられている道路騒音の防止に関しての最新技術について、お教えください。
                                 (コンサル担当者)

(兵庫県立公害研究所 辻本三郎丸)

国道43号は、片側3車線計6車線の道路で、阪神高速大阪-神戸線はその中 央付近に高架道路として建造されている。両道路に対する主な道路構造対策として、 以下に示す4つが実施されている。

(1)排水性舗装の敷設

国道43号、阪神高速道路の両道路とも全面排水性舗装が敷設されている。排水性 舗装は、自動車走行の安全面から考えられた舗装であるが、アスファルトに空隙があ るため吸音性能を持ち走行中のタイヤ音を減少させるため低騒音舗装とも言われる。 時速40km以上で2~4dBの効果がある。

(2)国道43号沿道における高遮音壁の設置

一般に平面道路には、遮音壁は設置されないが、国道43号沿道には高さ5mの遮 音壁が設置されている。遮音壁を建てる場合は、幅の長い遮音壁が理想的であるが、 沿道には商店、事務所等が混在し、一様に長い遮音壁を設置することが難しいため、 200mを超える長い遮音壁や20mに満たない短い遮音壁が見られる。しかし、短 いものであっても連続していれば、3~5dBの遮音効果がある。

(3)高架裏面吸音板の設置

国道43号を走行する自動車の騒音が阪神高速道路の高架裏面に反射し、反対側車 線の道路沿道に到達する音を防止するため、高架裏面に吸音材を張り付けたものであ る。一般的な断面では効果は1~2dBであるが、道路が河川などを横断する地点で沿 道より高くなっているところでは、5~7dBの効果があるといわれている。

(4)阪神高速道路における新型遮音壁の設置

新型遮音壁は、既成の遮音壁の上部に円筒形(きのこの様な)の遮音装置(高さ約 50cm)を取り付けたもので、従来の遮音壁より1.5~2m遮音壁を高くした場合と同 等の効果があるといわれている。

その他、夜間の大型車の通行帯規制が、平成10年4月から実施され、また、交通 管制システムの高度化や広域防災帯の整備も進められている。

閉じる

分野

キーワード

フリーワード

PAGE TOP